2010-01-01から1年間の記事一覧

『夜明けの口笛吹き』:The Piper at the Gates of Dawn夜明けの口笛吹きアーティスト: ピンク・フロイド出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2000/07/26メディア: CD クリック: 14回この商品を含むブログ (51件) を見る1967年ピンク・フロイ…

「電子書籍の衝撃」佐々木俊尚 自分と同年代の著者の嗜好にいちいち反応してしまい、本考自体はあまり集中できなかった。 イーノのアンビエントを基本モチーフとして、iPodやキンドルなんかを論じていく。 言うなればAppleの今の戦略はかつてのソニーのウォ…

本の感想を書き留めていたテキストをまとめようとして、途中まで作業していたのだが、それと同じものが途中で放り出していたブログに置いてあるのに気づく。 最近の記憶の減退には悲しいものがある。 今日は平日だが久しぶりに有休を取ったので、末娘を施設…

新しくパソコンをオークションで買った。 とはいっても13年前の中古である。 そんなもの動くのかと思うが、保存状態はよさそうだ。 そうであるとこのWindpws95ぐらいの時代に作られたパソコンというのは工業的にかっちりと作られていて、気持ちいい。 いまの…

小説読みには宮本常一という名前はうとい。 作家ではなく昭和時代の民俗学者である。 この全集には柳田国男も入っており、常民と呼ばれるところの昔の日本人から採取された物語が文学として採録されているのである。 この試みは成功しており、ここに選ばれて…

お古のノートPC(ThinkPad)にVine4.0を入れた隙間へ、Plamo3.3を最小構成で入れてみる。 というのも最近のパソコンの使い方としては情報を見るだけになってしまっているから。 最近は仕事が忙しい、というか考えることが多いので、日記とかブログとか書かなく…

うちの会社もこういう業界なので、トレンドには通じてないと何時の間にか新しい単語が流行していて、会話から置き去りにされてしまうこともある。 昨今のクラウドもそのひとつだった。 今年の初めのうちはまだ概念的なものが主流だったけれど、いまではもう…

「群像」2010/8月号を読む。★「シーリング」チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ くぼたのぞみ訳 「群像」2010/8月号ナイジェリア生まれの女性作家。 19歳で渡米。ビアフラ戦争をテーマとした長編『半分のぼった黄色い太陽』で2007年オレンジ賞を最年少で受…

最近の帰宅時間は九時ぐらい。 以前と比べれば早いのはやはり不景気のおかげ。 そして長女の姿はいつもなく、どこかの部屋で漫画を読んでいるか、絵を描いているか、パソコンゲームをしているか。 小学生なのにすでに自分のなかで完結している。 それから居…

「海の御墓」曾野綾子 ある人間の生き方をとても静かに、洗練した情景描写により強く印象を残す作品。 皇室と政府に招かれた英国の学者が、太平洋戦争時代に国籍を剥奪され、貧窮したその余生を世話をした女性の目から物語った名作短編。 信念に殉じた人間に…

昼前に息子と床屋へ行く。 終わって昼にラーメン屋に入る。 ラーメンやら餃子やらビールを頼み、少しだけ会話をする。 小学生のうちからこれでは、中学生になったらほとんど口もきかないのだろう。 その後本屋に行きたいというので、駅前の大きな書店に行く…

「赤いパンツ」近藤啓太郎 房総半島の漁村で競われる漁と男女の話。 なんとなくNHKを思わせるような退屈な展開なのだが、突然に漁村版「黄色いハンカチ」になったりする。なんでも1959年に映画化もされている模様。 「風のうちそと」を撮った岩間鶴夫が監督…

祝日、そして地元の秋祭りだったが、雨で中止。 今年は子供たちの神輿担ぎはなし。 役員は終わったので、準備もなし。 まあうちは誰も喜ばないからいいのだけど。 夜に盛大に花火を上げていたが、昨年より数が少ないような気がする。 たぶん景気が悪いせいだ…

「海の御墓」曾野綾子 ある人間の生き方をとても静かに、洗練した情景描写により強く印象を残す作品。 皇室と政府に招かれた英国の学者が、太平洋戦争時代に国籍を剥奪され、貧窮したその余生を世話をした女性の目から物語った名作短編。 信念に殉じた人間に…

昼前に息子と床屋へ行く。 終わって昼にラーメン屋に入る。 ラーメンやら餃子やらビールを頼み、少しだけ会話をする。 小学生のうちからこれでは、中学生になったらほとんど口もきかないのだろう。 その後本屋に行きたいというので、駅前の大きな書店に行く…

「セミラミスの園」三浦朱門「バビロンの王宮には、セミラミスの園と呼ばれる庭園があった。」 冒頭のアラビアチックな物語の始まりのままの展開が続く、幻想小説である。 いまこういう作品を書くと全く売れないだろうと思う。 まるで同人誌に載るような作品…

「モーフィー時計の午前零時」フリッツ・ライバー/若島正訳[単行本初収録] チェスプロブレム作家(ってなに?)でもある若島正によるチェス小説アンソロジー。 本邦初らしい。その巻頭を飾るフリッツ・ライバーは、懐かしい読後感。 古き良き時代のSFという…

最近はどうも会社で凹むことが多い。 それも仕事ではなく、人間関係で。 またさら胃が痛くなってきた。

「光る風」上下 山上たつひこ確かに傑作だった。 若いころに読んでいれば深い印象を抱えていたに違いない。 少年マガジンに連載していたというから、かなりの人が影響というかトラウマを持っているのだろう。 1970年連載というから自分が少年マガジンを読み…

家族で戸隠にキャンプへ行く。 末娘が外地で眠れるか心配だったが大丈夫。

「川の道」宮本常一 八坂書房九州から北海道まで生活の川として存在していた頃を在野の民俗学者が偲ぶ。 宮本常一の文章は何故か沁み入るものがある。 説得力もすごい。 今ではなかなかお目にかかれない、美しい文章。川の道作者: 宮本常一出版社/メーカー: …

「新しい人よ目覚めよ」大江健三郎 やはり障害のある息子を持つ父親の内的な葛藤と家族との対話の物語といってよいのか。 果たしてこれが小説なんだろうかと思ったりするが、小説家と彼らの家族との様相がその時代の出来事と合いまり、現実を現実以上の形相…

朝早く起きて、オークションで買った中古PCにVineLinuxをインストールする。 もう自前で新品PCを買うなんて余裕はないのもあるが、いまのブラウザだけあれば困らないPCの使い方ではOSはなんでもよい。 その点、Vineは日本語がきれいに使えるのでもってこい。…

アマチュアたち (現代アメリカ文学叢書)作者: ドナルドバーセルミ,Donald Barthelme,山崎勉,田島俊雄出版社/メーカー: 彩流社発売日: 1998/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る「アマチュアたち」バーセルミ やはり今読んで…

久しぶりに歯医者に行き、奥歯をガリガリやられる。 帰りの電車でポテトチップをつまみに発泡酒をのみながら、久しぶりにドナルド・バーセルミを読むが、相変わらずわからない。 帰宅して末娘と風呂にはいって、夕食とってまた発泡酒を飲んで寝る。

「ザ・ホルトラク」ケリー・リンク 「聞こ見ゆる深淵」の前にあるコンビニには、ゾンビがやってくる。 彼らはいったいなにを求めて、ここのコンビニにやってくるのか。 そのゾンビたちをお得意にするにはどうすればよいのか、そんな日常生活。マジック・フォ…

なんか会社の仕事は、仕事をする前につかれることが多くなってきた。 昔はあまり周りのことを気にしない性格だったと思うのだが、最近はとても気になる。 歳のせいか。

SFM

『SFマガジン2010年6月号 特集:スチームパンク・リローデッド』 小川隆の先導によるスチームパンクの特集。 ファッションとしてのスチームパンク流行を追っているような雰囲気が全面に出ている感じ。 それはそれでわくわくするものがあって、ネットであちこ…

なぜかこの時期に風邪をひいてしまい、咳がひどく、体が重い。

イアン・マクラウドの読み残した短編いくつかを読む。 「転落のイザベル」は異星の地の話なのだが、中世のイングランドの片田舎に ある修道院での出来事を描いた話のようでもある。 「息吹き苔」オーソドックスな少女の恋と成長の物語。 すべて印象に残るわ…