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うちの会社もこういう業界なので、トレンドには通じてないと何時の間にか新しい単語が流行していて、会話から置き去りにされてしまうこともある。
昨今のクラウドもそのひとつだった。
今年の初めのうちはまだ概念的なものが主流だったけれど、いまではもう技術論が先導している。
ITの世の流れは自分手にとって試せるので、あまり経済動向には左右されなくなっている。
まあそんなことはどうでもよいが、いくつか気にとめておくことを以下に。
・インノセンティヴのクライアントには、P&G,デュポン、BASFなど、フォーチュン500に含まれる大企業がいくつもある。
・これは、パラレルワールドが衝突し始めていることを示す強力なしるしである。
・未来のエンターテインメントは、少なくともその一部は、一般の人々にアウトソーシングされることになるのだ。
・ウィキペディアやフェイスブック、ユーチューブなどの例では、企業の仕事をコミュニティが行っている。
・トップコーダーがふつうとは異なるソフトウェア開発の方式をもってクライアントに接触する前に、ヒューズとその部下たちはなるべく細かく分割する手法を考案しなければならなかった。
・会社を始めたころから、規模の大きい仕事を小さく分け、それぞれで完結する作業にしなければならないことはわかっていた。
・「多様な意見はなぜ正しいのか」ペイジ
・アイディアジャム
・アメリカンアイドル、投票、採点、ダウンロード
・スタージョンの法則
・くちこみのもつ力、アマゾン、ネットフリックス
・マイクロクレジット、ビル・クリントン
・コミュニティは常に正しい。
コミュニティは常に正しい、ということで、クラウドソーシングというのは企業の労働力、推進力としてコミュニティの現在を描いている。
こういう米国の経済を見ていると、その通りだと思う反面、そんなことができる人々の日常は実は私たちと同様にリストラを恐れて消費を控える人々の経済に支えられていることを思うと、とても複雑な世界になってしまったのだなあと感嘆してしまう。
クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)
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