2011-01-01から1年間の記事一覧

古本暮らし作者: 荻原魚雷出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2007/05/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 55回この商品を含むブログ (51件) を見る

「古本暮らし」荻原 魚雷

憂鬱やりどころなし、一杯ひっかけて我慢する。 自省、自粛、自戒。 私小説好きの変わり者の本。 とても現在っぽく感じる。素直にうらやましい。 でも中年者である自分からみると、こういう暮しはいつまで続けられるのだろう、と不安に思う。 著者は結婚をし…

「うち捨てられし心の都」上下 (ハヤカワ文庫SF) ルイス シャイナー (著), 友枝 康子 (翻訳)どこがSFなのかわからない、ほとんど文学作品。 日本人には身近でなくなった、戦争を主軸においた混迷する人間たちの話。 マヤの遺跡を舞台に、人を過去を再体験さ…

今日買った本。 「半七捕物帳」岡本綺堂 講談社 「薔薇くい姫/枯葉の寝床」森茉莉 講談社 「冬の紳士」大佛次郎 講談社 「世界醜聞劇場」コリン・ウィルソン 青土社

今日買った本。 「少年とアフリカ」坂本龍一、天童荒太 文藝春秋 「たんぽぽのお酒」ブラッドベリ 晶文社 「海をみたことがなかった少年」ル・クレジオ 集英社 「星の林に月の船」実相寺昭雄 大和書房 「みずうみ紀行」渡辺淳一 光文社 「運命・幽情記」幸田…

代休の日

今日は代休。 末娘とかみさんの送迎。 あとは図書館や本屋に行ったり、医者に行ったり。

休日出勤。 なんか頭の中がぐつぐつしている。 こういうときに水木しげるを読むと面白い。 しかし今読むとストーリーがとても強引だ。 ご都合主義の最強さがほほえましい。 この時代の人々は妖怪を見ても驚かない展開がまたまた頭を悩ます。

「悪魔くん」水木しげる

悪魔くん (ちくま文庫)作者: 水木しげる出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/07/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 55回この商品を含むブログ (22件) を見る

ブログもつけなくなると、めんどくさくなる。 でも日記はときどきつけている。 その違いはだれかに読まれていることと、読まれないことにある。 この本で紹介されている日記も人に読まれることは想定していなかったものが、面白い。 詩人である著者の少年時…

「日記をつける」荒川洋治

日記をつける (岩波アクティブ新書)作者: 荒川洋治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2002/02/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 112回この商品を含むブログ (44件) を見る

今日は代休。 古本を少し買う。 「環境の仕事大研究」産学社 「アンダルシア幻花祭」赤江 瀑 講談社文庫 「ワールズ・エンド」ポール・セロー 文芸春秋 「スロー・リバー」ニコラ・グリフィス 早川文庫SF 「風の十二方位」ル・グィン 早川文庫SF 「宇宙から…

今日買った本。 「半七捕物帳」岡本綺堂 講談社 「薔薇くい姫/枯葉の寝床」森茉莉 講談社 「冬の紳士」大佛次郎 講談社 「世界醜聞劇場」コリン・ウィルソン 青土社

[rakuten:guruguru-ds:10149782:detail] 「ウマグマ」PinkFloyd スタジオ録音とライブの二枚組。 スタジオの方はまるでクラウトロックを聞いているかのような前衛音楽集。 効果音の使い過ぎはこの時代特有の雰囲気がよみがえって楽しい。 コラージュやミュー…

会社を休んで、娘の療育施設へ行く。 こちらが昨日の疲れでぼおっとしている中、娘はがんばって訓練。 三才でST/OTと二限続けての勉強はたいへんだよな。 やはりたまには一緒に来ないといけないと思う。

「虚無への供物」中井英夫 昭和への郷愁が流行となっている昨今だが、それらのほとんどは夕陽のように楽観的である。 この日本の推理小説の歴史に名を残す大作は、戦前から続く昭和の闇の中で書かれたように悲観的である。 20世紀ならばこうした小説も一般…

昨日の午後から雪がどんどん降り始め,どんどん積もり、朝起きると雪国。 家の車が半分ぐらい雪に埋もれていて、焦る。50センチぐらいは降ったのだろう。 こんなに降ったのは長野に来た年以来だ。 すわと雪と格闘始めたので、記念碑的な光景を写真に撮ること…

「みるなの木」椎名誠 椎名誠の超常小説短編集、全十四篇。 この奇態な語呂合わせなどの言葉遊びを駆使した日本語の使いかたはあまり文学的には注目されていないのではないか。 実験性ということであれば筒井康隆の小説と並ぶし、独自の造語を用いて翻訳活動…

大雪の中、塩尻を往復。 なんの因果かこんな日に仕事とは。 帰途の高速は吹雪になっていて前もよく見えず、3台ぐらい追越車線でスピンアウトしていた。 通勤も命懸け。 家に帰って、かみさんを飲み会に送り出す。 ごはんを食べるとどっと疲れて、DSしている…

神秘 (紙ジャケット仕様)アーティスト: ピンク・フロイド出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2001/05/30メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るこのアルバム制作段階でシド・バレットはドラッグによる荒廃的な状態のため(シドは音楽…

会社を午前半休して、末娘の入園面談に行く。 園長と市の職員、いま通っている施設の職員と話をする。 基本的に加配が着くような雰囲気はない。 話の間、末娘はづっと私にしがみついていた。

「土佐源氏」宮本常一昭和34年記録文学、あるいは伝聞物語りの成果といってよいだろうか。戦前の極道、博労あるいはアウトローとして生きた男が放浪を重ねつつ、その後盲目となり老い果てていく様を語っていく。そのタイトル通り、幾多の女性とともに時世を…

仕事始め。 今年の正月休みは短かった。 昨年のことを思い出すのがたいへんだったので、周辺の仕事をしながらリハビリする。

「芸術人類学」中沢新一これだけ混乱している世界に対して、暴力や矛盾した民主主義とそこから生じる誹謗中傷などが悲観的になりながらも、それしか解決法がないといった閉塞感に嫌気がさしている人たちはたくさんいると思う。自己撞着的にどうでもいいこと…

家族で裏庭の飯綱山スキー場へ行く。 着いて早々末娘は涙目。 そりを借りて来て末娘を乗せる。 雪の上をそろそろ走ると大声で泣きだす。 仕方ないので、かみさんと子供達を置いて、先に末娘と帰る。