2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「スペードの女王」プーシキン 1835年にロシアの作家アレクサンドル・プーシキンが書いた短編小説。 これは一度読んだら、忘れられないような作品なんだろうけど。 でも若いころに読んだはずなのにまったく覚えていませんでしたわ。 短編小説のお手本のよう…

日曜日の留守番で珍しく長女と一緒だったのだが、話題に乏しく会話にならない。 いまからこんなんでよいのかと寂しくなる。

「MASTERキートン」勝鹿北星+浦沢直樹漫画である。 人気のある浦沢直樹である。 面白い。 でも百円以上のお金を使う気にならない自分は、けち。

休日。 ほとんどの時間を末娘と過ごす。 いつの間にか、こちらが知らない手話を使ってどんどん話しかけてくる。 参った。申し訳ない。勉強不足の不甲斐ない父親であった。

「ノラや」内田百間『ノラや』は、ここまであの百間先生が崩れるのかとちょっとびっくり。 百間先生の人気が高いのはこういうところにもあるんだなあと、思い至るものにいくつも出くわす。 おおよそ百間先生に似つかわしくないのだが、あらゆる手を回してノ…

移動ばかりの生活は疲れる。 もう止めたい。 それでも朝起きると、吹雪。 まるで坂口安吾じゃん、と思う。 こういうときは仕事はうまくいかないものなのだが、やはりうまくいかない。 それでも家に帰ってまだ末娘が起きていたので、一緒に風呂に入る。 これ…

「ノラや」内田百間『ノラや』は、初めて読む。 これはあの頑固な百間先生が家に野良猫が入り込んでしまって、追い出される次々を書いてあるのかと思いきや、可愛くてたまらなくなってしまう、大笑いの日々が描かれる。 これは初めて百間をこの「ノラや」で…

今日は帰宅日。明日は長野で仕事。 適当にやり過ごして、新幹線の中で古本屋で買った百間先生の「新編ノラや」福武文庫版を読む。

「消えた?名盤 ロック編」MUSIC MAGAZINE 2008/3 なんかこういう軽い読み物というか、雑誌を読むのは久しぶり。 最近、お小遣いを気にせずに買ってしまう面白い雑誌なんてないものなあ。

仕事がきつかったので何もする気にならず、テレビでやっていた「戦艦大和」(1954年製作)を見る。 これがとてつもなくつまらなくてもはや映画製作時の時代的考証にしか見るべきものはないのではないかという内容。 仕方なく流しながらご飯たべたり、洗濯した…

「アラビアの夜の種族」(角川書店)評判がよいので読み始めたけれど、辛い。 これは流れている時間が違う。 しかも舞台背景はイスラムだし。 どうもアラビアとかイスラムの空気は苦手なのだな。 そうえば前にも「アラビアンナイトメアー」を挫折していたなあ。

始発移動。疲れる。 この生活がいつまで続くのか考えている。 この会社でいつまで仕事ができるのか考える。 あるいはリストラにあったら、なにをすればよいのか考える。 ニュースというのは時に不健全だ。 しなくてもよい心配を呼び起こしてしまうときがある…

「狂風世界」バラードぱらぱらと読み返す。 なんと1962年に書かれた作品。 ある日突然世界中に強風が吹き始めて、数週間で時速180マイルもの風が吹き荒れる。 物語はその強風と戦いながら生き延びようとする人間たちを描いている。 SF以外になんと呼べば…

今日は休んで、末娘の療養施設へ。 昼は久しぶりにかみさんと外食する。 いろんなことが去来する。

「太陽の帝国」バラードぱらぱらと読み返す。 太平洋戦争期の上海。 イギリス租界で少年期を過ごした著者を主人公にしたような物語。 映画にもなった(見てない)この自伝的な小説は、日本軍を好意的に見ているため、勘違いが多い小説かも知れない。 もう少し…

久しぶりに日曜日の夜を自宅で寝る。

「ZODIAC2000」 J・G・バラード/増田まもる訳精神病院に10年以上入院している身元不明の元孤児の青年の象徴というか表象というか。これは小説なのかどうか。 それこそ、カットアップメソッドの昇天系としか読むことができない。 それほど自分の中で…

疲れていて頭がおかしい。どなる。情けない。 家族でボーリングに行く。 かなり疲れていたので、どうも空気が違う。 右肩が上がらないので、左手でやる。

「メイ・ウエストの乳房縮小手術」 J・G・バラード/増田まもる訳これまたよくわからない。 メイ・ウエストは1930年代のアメリカ実在のセクシー女優。 彼女の減乳手術を医学的な文体で書いた「濃縮小説」らしいが、どこが濃縮なのか、私にはわからず。 な…

今年始まって最悪の一日。 人道として反省もしないような人間と口論。 仕事で人生論を吐くような人間とどうして一緒に仕事をしなければならないのか。 頭が沸騰して途方に暮れる。

「コーラルDの雲の彫刻師」 J・G・バラード/浅倉久志訳 SFMの再録。 これまた懐かしい「ヴァーミリオン・サイズ」の冒頭短編。 柳下毅一郎の解説ではこの本のファンが多いらしい。 頷ける、というか自分が好きな傾向はこれや「結晶世界」。 いまでもこの…

今日だけは平和な一日だった。 長野帰りにホッピーと焼きそばで晩御飯。 これもハッピー。

「太陽からの知らせ」 J・G・バラード/柳下毅一郎訳1981年作であり、この時代を象徴するパウロ・ソレリの実験都市が舞台となっているのが、懐かしい。 この頃のアメリカにはまだ未来の光景が残っていた。 それにしてもいま読んでも、バラードの小説の筋は…

会社から変な電話がかかってきて、めげる。気分幻滅。 食欲がないので、レトルトカレーを買ってきて、きしめんにかけて食す。まずい。 なのでテレビばかり見ていた。 頭が腐っている。

SFマガジン2009年11月号 ああ。この人も殿堂入り。 4月19日に逝去した、SF界最高級のバラードの特集。 バラードの著作リスト&自作コメント[改訂版] 柳下毅一郎=編訳が、とてもすばらしい。 マイクル・ムアコックや伊藤典夫さんの追悼にはちょっ…

やはり朝早くから夜遅くまで仕事漬け。 即席マーボ豆腐なんか作って、ホッピーを飲む。 やはりプリン体ゼロのホッピーは一日の終わりに最高だ。

SFマガジン2009年11月号[パラード特集]

20100119

「秘教の都」ブルース・スターリング 小川隆訳魔術都市トリノを舞台としたオカルト的な世界をあつかった、それでもスターリングらしいキッチュで批判的な精神に満ちた短編。 エコロジーというちょっとオカルトとはほど遠いテーマを盛り込み、白黒ではなく「…

朝早くから夜遅くまで仕事漬け。

「息吹」テッド・チャン 大森望訳「古来、空気は生命の源であると言われてきた。しかし、真実は違う。ここに刻むこの文章は、わたしが生命の真の源を理解し、ひいては、いずれ生命がどのようにして終わるかを知るにいたった、その経緯を記したものである。」…