SFマガジン2009年11月号
ああ。この人も殿堂入り。
4月19日に逝去した、SF界最高級のバラードの特集。
バラードの著作リスト&自作コメント[改訂版] 柳下毅一郎=編訳が、とてもすばらしい。
マイクル・ムアコック伊藤典夫さんの追悼にはちょっと涙。
思っていたより、荒巻義雄のは印象に残らない。
個人的にはニューウェイブの頃のパラードに触発されたインダストリアル・ミュージックでよく引用される「ハイ・ライズ」あたりの日本のサブカルでの再評価がまったく影も形もないのが不満。
そういえば、フールズメイト編集長の北村昌士「クリプト記」なんかではスリッピング・グリッスルなんか足元にも及ばない紹介がされていたこともあったな。