2012-01-01から1年間の記事一覧

「溺れる人魚たち」ジュリー・オリンジャー 「旅は驢馬をつれて」スティーヴンソン Tr:吉田健一 「メイスン&ディクスン(上)」トマス・ピンチョン 「二つの手紙」芥川龍之介 「訳者解説」山形浩生 「すすれ!麺の甲子園」椎名誠 「その数学が戦略を決める」イ…

2012年12月

2012年12月に読んだ本。 「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」村上 春樹 「小松左京自伝―実存を求めて」 「後藤さんのこと」円城塔 ▲読了 2/34(年間累計)小松左京自伝―実存を求めて作者: 小松左京出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2008/02…

2012年11月に読んだ本。 「河岸忘日抄」堀江敏幸 フランスのどこかの河岸に係留した船を仮住まいとした著者らしき日本人があれこれと日常のささいな出来事を綴る、静かな随筆風の長編小説。 クロフツの探偵小説をなぞらえ、借りている船の大家の謎を巡りつつ…

2012年10月

2012年10月に読んだ本。 「戦後短編小説再発見・7・故郷と異郷の幻影」 「ごくせん」森本梢子 「日焼け読書の旅かばん」椎名誠 「古本道入門」岡崎武志 ▲読了 4/30(年間累計)ごくせん 完結編 (愛蔵版コミックス)作者: 森本梢子出版社/メーカー: 集英社発…

2012年09月

2012年9月に読んだ本。 「トゥルー・ストーリーズ」ポール・オースター 「音楽は自由にする」坂本龍一 「ブラバン」津原泰水 「東京するめクラブ 地球のはぐれ方」村上春樹ほか 「ディファレンス・エンジン」〈下〉ギブソン+スターリング 「オールニートニ…

2012年のベスト10(7月末現在)

「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「エクスペリメンタル・ミュージック―実験音楽ディスクガイド」フィリップ・ロベール 「庭のつるばら」庄野潤三 「タイム・マシ…

2012年07月

2012年7月に読んだ本。 「エクスペリメンタル・ミュージック―実験音楽ディスクガイド」フィリップ・ロベール 「快楽としての読書 日本篇」丸谷 才一 「音盤考現学」片山 杜秀 「音盤博物誌」片山 杜秀 ▲読了 4/21(年間累計)

2012年のベスト10(6月末現在)

「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「庭のつるばら」庄野潤三 「タイム・マシン」H.G.ウェルズ 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「謎解きはデ…

2012年06月

2012年6月に読んだ本。 「タクシードライバー日誌」梁 石日 タクシードライバー日誌 (ちくま文庫)作者: 梁石日出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1986/10/01メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 296回この商品を含むブログ (13件) を見る▲読了 1/17(年間累…

「庭の経験」マリーナ・ヴィシネヴェツカヤ 沼野恭子訳 ロシアのダーチャ(別荘)で四歳の子供を預かって過ごす女性が、生き生きとした郊外の自然と子供の息遣いを、 ため息のように張りつめて描かれた掌編。マリーナ・ヴィシネヴェツカヤ(Marina Vishnevet…

「東京の島」斎藤潤 期待したほど面白くはなかった。どうということはない島旅だと読めば普通なのだけれど。 文章がまじめで、はずしたところがない、という意味で、ハプニングを期待したこちらがよくなかったのだが。東京の島 (光文社新書)作者: 斎藤潤出版…

「青瓢箪」宮崎誉子 「派遣社員はビニール傘?」という非常に寂しい言葉に象徴される短編。 派遣社員の日常が女性の視線で淡々と語られる。 その視線の延長にニートの兄がいる。 わざわざ小説で読まなくとも、日本のあちこちで起きている光景なのだろう。 そ…

「ゴミ屋敷」中村文則 妻を失ってから自分の家をオブジェのように破壊していく男。 その男を見舞おうとする弟、そして雇われた若い家政婦の退屈。 青林堂の変なマンガのような一編。世界の果て作者: 中村文則出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/05/14メ…

2012年のベスト10(4月末現在)

「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「庭のつるばら」庄野潤三 「タイム・マシン」H.G.ウェルズ 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「謎解きはデ…

2012年05月

2012年05月に読んだ本です。 「お好みの本、入荷しました」 (桜庭一樹読書日記) 桜庭一樹 「かもめホテルでまず一服」 関川夏央 「すごい本屋!」井原万見子 「庭のつるばら」庄野潤三 ▲読了 4/16(年間累計)すごい本屋!作者: 井原万見子出版社/メーカー: 朝…

「バーラミー」 (『新潮』2005年1月号掲載)プラープダー・ユン(宇戸清治訳)タイの作家の小説というのは、初めて読む。 いや正確には東南アジア叢書を読もうとして、挫折したクチだ。 とても硬直した歴史物語だったと思う。 それに対し、この作家はいきな…

2012年のベスト10(4月末現在)

「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「タイム・マシン」H.G.ウェルズ 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉 …

2012年04月

2012年04月に読んだ本です。 「回送電車」堀江敏幸 「一階でも二階でもない夜 - 回送電車II」堀江敏幸 「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉 「怒りの方法」辛淑玉 ▲読了 4/12(年間累計)

2012年のベスト10(3月末現在)

「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「タイム・マシン」H.G.ウェルズ 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「砂漠の思想」安部公房 「11 eleven」…

2012年03月

2012年03月に読んだ本です。 「1Q84 BOOK 1」村上春樹 「エステルハージ博士の事件簿」アヴラム・デイヴィッドスン 「タイム・マシン」H.G.ウェルズ ▲読了 3/8(年間累計)

2012年のベスト10(2月末現在)

「オラクル・ナイト」ポール・オースター 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「砂漠の思想」安部公房 「11 eleven」津原泰水 「特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話」大森望 11 eleven作者: 津原泰水出版社/メーカー: 河出書房新…

2012年02月

2012年02月に読んだ本です。 「ディファレンス・エンジン」ギブソン&スターリング 「eleven」津原泰水 ▲読了 2/5(年間累計)

2012年のベスト10(1月末現在)

1「オラクル・ナイト」ポール・オースター 2「砂漠の思想」安部公房 3「特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話」大森望 オラクル・ナイト作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/09メディア: 単行本購入: 3…

「台所」吉本ばなな チェコのハナ レ・ファニュ 「読まずば二度死ね! 」内藤陳

2012年01月

2012年01月に読んだ本です。 003「特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話」大森望 002「砂漠の思想」安部公房 001「オラクル・ナイト」ポール・オースター 全部で3作品。▲読了 3/3(年間累計)

片山杜秀の本(1)音盤考現学 (片山杜秀の本 1)作者: 片山杜秀出版社/メーカー: アルテスパブリッシング発売日: 2008/01/19メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 109回この商品を含むブログ (39件) を見る

音盤考現学

「音盤考現学」片山杜秀 武満徹、伊福部昭、佐藤聡明、高橋悠治、芥川比呂志。。 一時期よき聴いていた日本の作家が心地よく並んでいる。 いままで彼らのような現代音楽はいかに高尚か、あるいは退屈か、楽しくないか、つまらないか、そんな物言いでしか登場…

「ゆっくりゆっくり笑顔になりたい」

ゆっくりゆっくり笑顔になりたい―知的発達障害のある人にスポーツの場を提供するスペシャルオリンピックスという活動作者: 大宰由紀子,スペシャルオリンピックス日本出版社/メーカー: スキージャーナル発売日: 2003/12メディア: 単行本 クリック: 5回この商…

エクスペリメンタル・ミュージック

エクスペリメンタル・ミュージック―実験音楽ディスクガイド作者: フィリップ・ロベール,昼間賢,松井宏出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/10/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 74回この商品を含むブログ (15件) を見るエ…