「あの頃、君を追いかけた」九把刀

「あの頃、君を追いかけた」九把刀 台湾作家の自伝のような青春小説。よくある悪ガキたちの青春ものではなく、普通というより、優等生たちの恋物語といったふう。中学から高校まで一緒だった主人公とその友人たち、そして彼等は共通の恋敵。その恋の相手は学…

『巨匠とマルガリータ』ブルガーコフ

『巨匠とマルガリータ』ブルガーコフ ブルガーコフの代表作。1928年に書き始め、ソビエト政府の弾圧の時代に1930年に原稿を燃やした後に、記憶によってまた書き直したという。このエピソードから推測されるような物語の展開もみられる。とにかく冗長な小説で…

『一私小説書きの日乗』西村賢太

『一私小説書きの日乗』(文藝春秋、2013年2月、2014年 角川文庫) 西村賢太が2月5日に死去。54歳。タクシー乗車中に意識を失ったらしい。 この人の小説は読んだことはないが、「本の雑誌」に連載していた日乗はなぜか面白くて読んでいた。ただの大酒飲みな…

「九十九階」呉明益

「九十九階」呉明益 魔術というイメージが各短編を通底している。 「十歳の子供がどこかに消えたまま、三ヶ月も見つからなかったなんて・・・」 どこかに消えてしまった少年とその友人が成人してからの対話。 とても現代的な「ささやかな自分たちの時間」を…

「ギター弾きの恋」呉明益

「ギター弾きの恋」呉明益 あわやかというか、とても青い恋物語。 「日本の読者には「昭和」を思い出させるような台湾らしい生活感と懐かしさが全篇に漂う。」と紹介されているが、これは確かに昭和の恋物語のようでもある。 まだ自分たちの生活圏が「街」や…

「邪神の神」高木彬光

「邪神の神」高木彬光を読む。 1956年に発表したクトゥルー神話もの。 ラブクラフトがはじめて訳されたのが1955年なので、日本ではじめてのクトゥルー神話作品のようだ。 名探偵・神津恭介が邪教の像をめぐって、推理劇を繰り広げる。 ホラーではあるが、変…

「金魚」呉明益

「金魚」呉明益 この短編はとてもエロティックだ。 姉妹と無軌道な男との関係。 ここでも棟と棟をつなぐ歩道橋で金魚のマジックを見せる魔術師が物語をつないでいく。とても視覚的な短編。

今週のごはん

今週の夕ごはん 月 ポトフ 火 ローストビーフ 水 タッカルビとサバかつ 木 麻婆豆腐と焼売 金 プルコギ 土 カレー

今週のごはん

今週の夕ごはん 月 キムチいため 火 油淋鶏とサニーレタス 水 ロールイカとほうれん草もやしサラダ 木 八宝菜 金 ジャーマンポテト 土 なべ

「歩道橋の魔術師」呉明益

「歩道橋の魔術師」呉明益を読む。 台湾小説家の短編集。 表題の「歩道橋の魔術師」は、マジシャンに憧れる少年と歩道橋の上で店を出しているマジシャンとの交流を淡いタッチで描いたもの。 少年は歩道橋のうえで、靴ひもや中敷きを売っている。 マジシャン…

「吸血鬼」江戸川乱歩

「吸血鬼」江戸川乱歩を読む。 明智小五郎もの。とってもギミック。 殺人事件の犯人の暗い心情がとても昭和らしい。 明智の恋人、文代と小林少年も活躍する。 しかし、何故、吸血鬼というタイトルなのか、いまひとつ響かない。

今週のごはん

7/19月 ハヤシハンバーグ 7/20火 鶏手羽の煮込み スープは市販のもの 7/21水 麻婆豆腐、きのこ炒め 7/22木 エビチリ 7/23金 バンバンジー、水餃子 7/24土 カレー 7/25日 キャベツと豚肉のはさみ焼き

今週のごはん

7/12月 鶏肉野菜炒め 7/13火 鮭、アジ焼き、しゅうまい 7/14水 タコライス、トマトサラダ 7/15木 麻婆春雨小松菜 7/16金 エビチリ

今週のごはん

7/5月 ドリアミート 7/6火 大豆カツ丼 7/7水 野菜炒め 7/8木 ハヤシハンバーグ 7/9金 キャベツの八宝菜 7/10土 カレーライス 7/11日 キャベツミルフィーユ

今週のごはん

6/28月 鮭、かじき、しゅうまい6/29火 ハンバーグ、サラダ ビフシチューのソース 6/30水 トリカツ、コロッケ 7/1木 麻婆豆腐、サラダ 春雨入り 7/2金 酢豚 7/3土 棒々鶏、餃子 鶏は五分茹でて、冷めるまでそのまま

今週のごはん

6/21月 焼肉、野菜炒め 6/22火 あじやき 6/23水 鳥きのこ煮込み 6/24木 豚肉卵キャベツ炒め 6/25金 鶏カツ、コロッケ、もやし炒め 6/26土 カレー

今週のごはん

6/14月 キーマカレー 6/15火 サバ焼き、豚サラダ 6/16水 肉野菜いため 6/17木 肉野菜いため 6/18金 麻婆豆腐 6/19土 肉じゃが 6/20日 鮭ムニエル

今週のご飯

6/7月 鮭焼き しゅうまい 6/8火 鶏ガリバタしめじ たまねぎも入れた方がいい 6/9水 マーボ春雨小松菜 もやしそば インスタントの 6/10木 タコライス 豆もやしサラダ 無限もやしの素は豆もやしがいい 6/11金 オムライス ナストマトベーコン…

真夏日

昼。町に出てみる。暑い。 歩いていると、じりもわ。汗が湧き出てくる。 マスクをしているから、顔に湿度が集中する。 熊も出てくる。 注意メールが飛んでくる。 注意力散漫になり、お金が欲しくなる。 一番安い宝くじを買って帰る。 記憶をたどると四十年ぶ…

今週のごはん

5/31(月)[朝]ご飯[昼]ラーメン[夜]大豆カツ丼 ほうれん草 6/1(火)[朝]ご飯[昼]そば[夜]サバ焼き 餃子 6/2(水)[朝]ご飯[昼]外食・ソースカツ丼[夜]いかねぎアスパラ焼き 6/3(木)[朝]ご飯[昼]焼きそば[夜]青椒肉絲 鳥カツアゲ 6/4(金)[朝]ご飯[昼]ラーメン[夜]…

今週の夕食

2021-05-23 夕食 05-17(月)鮭、シュウマイ 05-18(火)豚肉焼き、煮物 05-19(水)野菜炒め、肉団子 05-20(木)エビ魚フリッター、餃子 05-21(金)麻婆春雨 05-22(土)肉ピーマン焼き 05-23(日)豆腐ステーキ

2021-0510-0515

2021-05-10~0515 夕食 10(月)エビチリちくわかさ増し 11(火)タコライス --水気が無くなるまで炒めるのに30分かかる 12(水)サバ 餃子 13(木)煮物 サラダ 14(金)麻婆豆腐 チキンカツ 15(土)鶏肉タンドリーチキンアスパラシメジも焼く //

『夏の妹』大島渚

『夏の妹』1972年に公開。大島渚 。日本ATG配給。 1972年に返還された直後の沖縄県を舞台に 殿山泰司、石橋正次、栗田ひろみなどがでている。 スチールな映像が日本ではない琉球を呼んでいるが、あまりに日本的で不安になる。沖縄を描いているが、琉球ではな…

村上春樹『騎士団長殺し』 第2部「遷ろうメタファー編」

読み進むうちにこれは「ねじまき鳥クロニクル」の続編だという思いが湧き上がってきた。どちらの作品も「穴」を通して、現実と非現実を結ぶ通路が開かれる。そこから本質的に物語は異貌の世界へ変容していく。どこかで村上春樹も「ねじまき鳥クロニクル」は…

大怪獣バラン

仕事をしながら仕事に不安になる。 矛盾が不安を呼ぶ。 リカーシブのテーブル操作が理解できない。 夜、揚げ物をつくり、「大怪獣バラン」を見る。 東北の北上川上流がすごい秘境になっている。 部落の設定がそのまま今度はモスラの南海に突き進むのが連想さ…

フランケンシュタイン対地底怪獣

「フランケンシュタイン対地底怪獣」あるいは「フランケンシュタイン対バラゴン」 はじめて見たが、そもそも人間が素手で怪獣と闘う、というやり方もあったのか、という素直さにびっくりする。 これは西洋文学の伝統的なアラビアンナイトのカリカチュアでも…

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編〔上〕

騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編〔上〕村上春樹 タイトルからすると推理小説なんだけど、村上春樹だからそんなことはなく、謎が謎を呼ぶんだけど、解決には向かわず、話がどんどん拡散していく。 村上春樹の小説に特有の井戸のような深い穴も出現する。 …

「ウィトゲンシュタインの愛人」ディビッド・マークソン

「ウィトゲンシュタインの愛人」ディビッド・マークソン世界が終わり、最後の人間が語る思索的な小説。なんだか文学や美術、音楽にまつわる、どうでもよい脚注だけでできあがっている小説のようだ。どうでもよいエピソードが実はモノの本質を表していること…

「宇宙戦争」1953

「宇宙戦争」1953ようやく見ることができた映画。さすがに面白い。火星人の宇宙船のフォルムが秀逸。そして一貫して論理的なプロセスで宇宙人との戦いが描かれるのが、やはり大戦の戦勝国らしいと思う。これをみると、ゴジラ映画も不合理な国体精神に頼って…

今週の夕食

土・11/28.鳥の水炊き日・11/29.豚汁、野菜炒め月・11/30.チャプチェ、野菜炒め火・12/1.おでん水・12/2.あじのひもの、もやしときゅうりのサラダ木・12/3.ハンバーグ、キャベツ炒め金・12/4.ポークビーンズ、ナス炒め