「ギター弾きの恋」呉明益

「ギター弾きの恋」呉明益

あわやかというか、とても青い恋物語

「日本の読者には「昭和」を思い出させるような台湾らしい生活感と懐かしさが全篇に漂う。」と紹介されているが、これは確かに昭和の恋物語のようでもある。

まだ自分たちの生活圏が「街」や「町」にあった時代に起こり得た話だと思う。

貧しいという状態が物語の背景を作り込む。