2009-01-01から1年間の記事一覧

朝9時から近所の神社の正月祭りの準備に借り出される。 神社の掃除をしたり、イベント用テントを立てたり、焚き火に使う薪を裏山から集めてきたり、肉体労働の極みを行う。 夕方、家で年越しそばを食べてから、初詣に来た人にふるまうおでんを煮たり、焚き…

「返照」小島信夫 初めてこの作家を読んだが、テーマのせいか太宰治とよく似ている。 時代が違うだけで、生活に困ったことがないような人間が書くような内容でもある。 伝統的な私小説のテーマやら作法が綴られているように見えるが、1960年代の空気そのもの…

午前中は年賀状作りと本の片付け。 午後は休み中の食品買い出し。 かみさんの車運転練習をちょこっと、やる。

【砂漠の惑星】

久しぶりにレムを読み返す。 でもほとんど覚えていなかったのだけれど、こんなに難しい話だったっけ? という感じ。 こっちが年取ってもやはりレムはよくわからない。 昔はソビエト圏のSFとして読んでいたけれど、今はそうではなく存在論を現実に照らすとど…

午前中は息子と自転車で買い物。 午後はおばあちんを病院に連れていく。 夜は、子供たちとトランプをして、寝る。

【イスタンブールでなまず釣り】

「イスタンブールでなまず釣り」椎名誠 椎名誠はぼちぼちと文春文庫全冊読破をしようと思っている。これは1984年-昭和59年に書かれている。 トルコや西ドイツにいって、苦難やヨロコビ、ビールを 楽しむ話。 個人的には「突然的帝都縦断101キロ1520…

午前中は末娘の施設へ送迎。 図書館に行き、桜庭一樹とかを借りてくる。 午後は風呂場の掃除。 午後は量販店でCDラジカセを買う。 3500円。安いね。 もちろん中国製。 いまは東南アジアとか南アメリカとか世界中で、中国の電化製品が溢れかえっているのだろ…

この作家は直木賞を取っていたので、ネットを見ていたら、山田桜丸名義でゲームシナリオもいろいろ書いているらしい。 直木賞受賞時の選考も載っていて、いろいろあるけどなかでも宮城谷昌光の評が的を得ていると思う。 特異な才能をもっているのはあきらか…

今日から正月休み。 かみさんは風邪でダウン。 一日中子供たちと一緒に過ごす。

・榎本武揚「シベリア日記」を読む。 いまと違って、シベリア鉄道がなかった頃の話なので、馬車でシベリア横断したというのが凄すぎる。 この難行で命を落としてもおかしくはない。 いろんなエピソードが書かれていて面白い。 たとえば、夏のシベリアという…

今年最後の仕事日。 調整だけで一日が終わってしまうが、とりあえず来年の仕事始めは自社になったので、二週間は長野の家に居られる。 うれしい。しかも9連休である。 最終で帰ってきて、駅前でラーメンを食べて帰る。

ダウン症児の記憶障害に対する治療について、なにか新しい手段が見つかったという。 よくわからないけれど、ノルエピネフリンというものを高めると認知機能試験の成績が良くなったそう。 もちろんマウスの実験に、だけど。 そのノルエピネフリンってなに? …

今度はかみさんが風邪をひいたと言う。 大丈夫だろうか。 次から次へと医者にかかることばかり。 不健康ではないと思うのだけれど、いろんなことが重なっている。 何もする気にならないので、配信で「帝都大戦」を見る。 嶋田久作の顔以外は見るべきものがな…

「ほぼ日手帳の秘密」ほぼ日刊イトイ新聞 図書館本。 ほぼ日手帳は買っていないけれど、この手帳にいろんな人がいろんな使い方をしているのを読むのはちょっと楽しい。 しばらくパソコンでスケジュールは管理してきたのだけれど、まあ今年は手帳を使ってみよ…

世の中はクリスマスなのだが、自分たちには関係ないと、職場の人たちと飲みにいく。 残業で遅くなったので、ご飯を食べにいくという感じだったのだが、どんどん会社の愚痴を言っていた。 かなりストレスが溜っているのだなあ、と自分でも思う。

・榎本武揚「シベリア日記」 講談社学術文庫 →当時(1877)のロシアの状況が描かれていて興味深そう。

定時退社日なので、早く仕事場に行って、早くに帰る。 帰りに本屋に寄って明治の宰相、榎本武揚「シベリア日記」を買う。 今日もウルトラセブンを見てしまう。 夜中、たぶん隣室の物音で目が覚めてしまい、いろんなことが不安で眠れなくなる。

【黎明に叛くもの】

宇月原晴明の初体験だったのだが、ちょっと選択が失敗したようだった。 戦国時代を舞台とした伝奇小説で、何人もの有名な武将が登場する。 そのうちで主人公として物語を作っていくのが、関西を支配する松永久秀と美濃の斉藤道三、織田信長に仕えた明智光秀…

なんだか気が滅入ることが多い毎日。 かみさんと電話で話しているときが一番落ち着く。 夜はラーメンを作って、ネット配信の「ウルトラセブン」を見ながら食べる。 ペガッサ星人とかメトロン星人やら、なんか瓜型の宇宙人が多いような気がする。

【赤目評論】

1984年-昭和年に書かれている。 赤目というのは、血走ったという意味だと思うが、 割といろんなことに怒っているエッセイが多いためかも 知れない。 昭和の時代なので国鉄とか社員旅行やらカラオケなんかに 怒っている。 既に生ビールに対しても怒っている。…

朝、宇都宮へ行く。 今日は珍しく栃木も寒い。 仕事は遅れている。 電話でおばあちんのことを聞く。 予防方法がないので、落ち込む。

宇能鴻一郎を少し、ネットで調べてみると、かなり意外。 官能小説から始めた人ではなく、もともと東大大学院国文科に在籍中に「鯨神」で昭和36年下期の第46回芥川賞を受賞している。 その後、「地獄銛」「閻浮の秋」等の純文学作品を発表するが、次第に…

かみさんの体調やおばあちんの発作で、明日からの宇都宮行きが果てなく気が重い。

【やむにやまれず】

かっこよくない、ごく普通に街中を歩いているような中年男を主人公としている短編集。 主人公は作者そのままでもあり、誇張でもあるのが透けてみえるよくできた「お話」である。 まったくおしゃれではない都会小説ともいえれば、ハードボイルドだった頃の探…

朝、昨日から降り続いた雪がけっこう積もっていた。 仕方がなく、雪かきをするが、既に向かいの道路はお隣さんがやってくれていた。 ありがたい。 午前中、子供たちを季節性インフルエンザの予防注射の二回目に連れて行く。 そういえば、新型はいつ始まるの…

【森に降る雨】

中年男性の心の隙間を読むようなエッセイが並んでいる。 どれも倹しく寂しいものだけれど、そこへ陰鬱に落ち込んでいるのではなくて、コミカルに漂おうとする。 そこがこの中年男のいいところだ。 時がたてば、なんども読むに耐えるようなエッセイでもある。…

会社を休んで長野に帰ってくる。 おばあちんを病院に連れて行く。 「偽痛風」と言われる。 これは老年に多い関節病で、直るものではなく対処療法しかないようだ。 かなり気が滅入る。 午後、施設に末娘とかみさんを迎えに行く。 雪がどんどん強くなってきて…

・「芥川賞全集・第六巻」文藝春秋 →宇能鴻一郎「鯨神」が入っているので買った。 Wikpediaによると、「濃厚なエロティシズムを湛えた文体と、評論や紀行文等で見せる博覧強記振りには定評があったが、自分と似た境遇に育った三島由紀夫の一件以降、純文学の…

おばあちんの経緯が思わしくなく、不安の中で仕事をする。