2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「海の御墓」曾野綾子 ある人間の生き方をとても静かに、洗練した情景描写により強く印象を残す作品。 皇室と政府に招かれた英国の学者が、太平洋戦争時代に国籍を剥奪され、貧窮したその余生を世話をした女性の目から物語った名作短編。 信念に殉じた人間に…

昼前に息子と床屋へ行く。 終わって昼にラーメン屋に入る。 ラーメンやら餃子やらビールを頼み、少しだけ会話をする。 小学生のうちからこれでは、中学生になったらほとんど口もきかないのだろう。 その後本屋に行きたいというので、駅前の大きな書店に行く…

「赤いパンツ」近藤啓太郎 房総半島の漁村で競われる漁と男女の話。 なんとなくNHKを思わせるような退屈な展開なのだが、突然に漁村版「黄色いハンカチ」になったりする。なんでも1959年に映画化もされている模様。 「風のうちそと」を撮った岩間鶴夫が監督…

祝日、そして地元の秋祭りだったが、雨で中止。 今年は子供たちの神輿担ぎはなし。 役員は終わったので、準備もなし。 まあうちは誰も喜ばないからいいのだけど。 夜に盛大に花火を上げていたが、昨年より数が少ないような気がする。 たぶん景気が悪いせいだ…

「海の御墓」曾野綾子 ある人間の生き方をとても静かに、洗練した情景描写により強く印象を残す作品。 皇室と政府に招かれた英国の学者が、太平洋戦争時代に国籍を剥奪され、貧窮したその余生を世話をした女性の目から物語った名作短編。 信念に殉じた人間に…

昼前に息子と床屋へ行く。 終わって昼にラーメン屋に入る。 ラーメンやら餃子やらビールを頼み、少しだけ会話をする。 小学生のうちからこれでは、中学生になったらほとんど口もきかないのだろう。 その後本屋に行きたいというので、駅前の大きな書店に行く…

「セミラミスの園」三浦朱門「バビロンの王宮には、セミラミスの園と呼ばれる庭園があった。」 冒頭のアラビアチックな物語の始まりのままの展開が続く、幻想小説である。 いまこういう作品を書くと全く売れないだろうと思う。 まるで同人誌に載るような作品…