ノラや内田百間

ノラや』は、初めて読む。
これはあの頑固な百間先生が家に野良猫が入り込んでしまって、追い出される次々を書いてあるのかと思いきや、可愛くてたまらなくなってしまう、大笑いの日々が描かれる。
これは初めて百間をこの「ノラや」で読んでしまうと大いに読者は騙されるからこれまた楽しい。
こんな自分勝手な爺には絶対相対したくないが、相手はとっくの昔に死んでるからこちらになんの祟りも功徳もないからありがたい。
しかし先にこの本に当たらずに真っ直ぐに「冥途」からから読んでいた自分の幸運には感謝したい。