メイ・ウエストの乳房縮小手術」 J・G・バラード/増田まもる

これまたよくわからない。
メイ・ウエストは1930年代のアメリカ実在のセクシー女優。
彼女の減乳手術を医学的な文体で書いた「濃縮小説」らしいが、どこが濃縮なのか、私にはわからず。
なんとなく後期バロウズを思わせる。

濃縮小説(コンデンスド・ノベル)とはいったいなんだったのか。
断片・断章からなる短篇群を呼ぶことが多いが、それはバロウズカットアップ、フィールドインメソッドとよく似ている。
というか私にはその区別がつかない。
そのうち読もうと思っていた「残虐行為展覧会」も手に入りずらくなったし、あとは「終着の浜辺」あたりか。
そういえば、フランスのプログレバンド、パルサーに「終着の浜辺」という邦題があったが、バラードから取ったのか?