プーシキン

「ドゥブローフスキー」プーシキンあまりに極端な行動をする貴族を描いたものだが、けっこう面白い。 なんか映画を見てるような展開で、ロシア文学には珍しくスピーディかつ構成がよくできているのではないか。 まだ半分ぐらい読んだところで止まっているけ…

「客は**家の別荘に」プーシキンそもそもロシアと日本の近代とは似ているのではないだろうか。 十九世紀から二十世紀にかけて、社交界などという空虚な場所を貴族的な空間として構築している小説を双方の国でよくみかけるのは何故なのだろう。 しかもそこに…

「ロスラーヴレフ」プーシキン一婦人の未完の手記というかたちをとって、独白的な文化批判を謳っている。 面白くもなんともないのだが、なんとなく当時のロシアの文化的な背景が垣間見えるのが文学的には重要だから残っているのだろう。 なんて、感想めいた…

「スペードの女王」プーシキン 1835年にロシアの作家アレクサンドル・プーシキンが書いた短編小説。 これは一度読んだら、忘れられないような作品なんだろうけど。 でも若いころに読んだはずなのにまったく覚えていませんでしたわ。 短編小説のお手本のよう…