「ザ・ホルトラクケリー・リンク
「聞こ見ゆる深淵」の前にあるコンビニには、ゾンビがやってくる。
彼らはいったいなにを求めて、ここのコンビニにやってくるのか。
そのゾンビたちをお得意にするにはどうすればよいのか、そんな日常生活。

変幻自在、といえば聞こえはいいか。
あるいは1970年代頃の小説のデタラメさに近いのか。
いやそれは雰囲気だけで、律儀にこの作家だけに通用する論理を持っている。
デタラメだが筋が通っていて、しかも面白い。
21世紀のドナルド・バーセルミか。