新しくパソコンをオークションで買った。
とはいっても13年前の中古である。
そんなもの動くのかと思うが、保存状態はよさそうだ。
そうであるとこのWindpws95ぐらいの時代に作られたパソコンというのは工業的にかっちりと作られていて、気持ちいい。
いまのパソコンは部品が粗製なのか、どうもおもちゃっぽくてよくない。
それにすぐ壊れる。三年持てばよいように作られている。
昔のNECIBMのパソコンはしっかりしていて、10年たっても使える。
この差はいったいなんなのだろう。
しかしながら、CPUやメモリがあまりに古すぎるので、いろいろテストや工夫が必要だ。
今回は頭からコンソール端末としてしか考えていなかったので、CPUはPentiumMMXだし、メモリも61MBしかない。
まずはPuppyやDSLなどの軽量Linuxなんかで試してみるが、やはりXが起動しない。
日経LinuxによるとX+Gnomeの起動には最低限でも90MBぐらいは必要みたいだ。
ついでにKnoppixTWMで試してみると、ちゃんと動くではないか。すごい。
ということで、Knoppixは不要なものが多すぎるので、Plamo Linuxを試してみることにする。
最近の4.7をDLしてインストールしようとするも、インストーラー自体が動かない。
メモリ不足である。
仕方ないので、3.3でインストールするも、セットアップ後きちんと起動しない。
初期のNEC-NXパソコンなので、どこか98仕様が残っているのか。
仕方ないので、Vine4.0を試してみるも、やはりインストーラーが動かない。
2002年ぐらいに作られたVine3.2をDLする。
これはインストール成功。
起動後もX(TWM)がきびきびと動く。
まあWindowsManagerの使用は無理そうなのでこのままにして、W3mでインターネットを回るが、日本語が化けることがないのはX上だからもあるのだろうが、やはりVineの日本語化はすばらしい。
しかも写真まできれいに表示してくれる。
Vimで日本語入力すると昔ながらCannaの使い辛さには閉口するが、まあ致し方ない。
コンソールだけだといまひとつ寂しいけれど、Xが動くと昔のUnixを使っているような感覚で楽しい。
このクラスのPCで、当時は\530,000-したらしい。
落札価格は\1,000-である。
パソコンの時代の流れはここでも速い。