「モーフィー時計の午前零時」フリッツ・ライバー若島正訳[単行本初収録]

チェスプロブレム作家(ってなに?)でもある若島正によるチェス小説アンソロジー
本邦初らしい。その巻頭を飾るフリッツ・ライバーは、懐かしい読後感。
古き良き時代のSFという感じ。
しかし世の中は広く、チェスプロブレムという私の知らない世界がここにある。
(今後も知らない世界だろうけど)
そういえば時代小説には将棋や囲碁小説と呼ぶべきものがあったりするからね。
チェス小説にもかなり変なものがいっぱいあるんだろうな。

モーフィー時計の午前零時

モーフィー時計の午前零時

チェスプロブレム作家でもある若島正セレクトによる本邦初の<海外チェス小説アンソロジー>がついに登場!フリッツ・ライバーの幻想味あふれる表題作ほか、フレドリック・ブラウンの未訳ミステリ、現代SFの巨匠ジーン・ウルフの傑作短編、ウディ・アレンの爆笑作、ジュリアン・バーンズの観戦記など、SF・ミステリ・幻想文学・ユーモア・青春小説・ノンフィクション等々あらゆるジャンルから選りすぐった傑作チェス小説を本邦初訳5篇を含む全11 篇。
国書刊行会; 初版 (2009/2/25)