2016年6月の読書

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1060ページ
ナイス数:8ナイス

天崩れ落つる日 (ジャンプスーパーコミックス)天崩れ落つる日 (ジャンプスーパーコミックス)感想
これはいままで読んだことがなかった。ほとんどひとりで描いていたことがわかる筆致。ずれるオチも時代をあらわしていて、こういう本を読んでいなかったことがとてもうれしい。メジャーになった漫画家のマイナーな作品の更に掘り出しものてきな感じ。この雰囲気は勃興したばかりの青年誌の穴埋めにあったようないい加減な作りがなつかしい。
読了日:6月26日 著者:諸星大二郎
【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来【特典ポストカード付】 進化するアカデミア 「ユーザー参加型研究」が連れてくる未来感想
アカデミアが変わってくれるのは、一般人にはありがたい。しかもTEDのようにかっこよければなおさら良い。次世代に安心感があるものね。未来はいつだってなくならいし、良い未来も悪い未来も既に萌芽はここにある。内容的にはネットの未来だけしか語られてないけれど、いづれイカーやサービス業にも波及していくのだろう。それとそうなってほしい。老年にも参加できうなところが平成的未来。
読了日:6月26日 著者:江渡浩一郎,ニコニコ学会β実行委員会
夏目さんちの黒いネコ: やむを得ず早起き 2夏目さんちの黒いネコ: やむを得ず早起き 2感想
「半分ネコになった人が書いた」本。気が抜けたサイダーのような本で、炭酸飲料のような勢いがなく、安心して読める本。とはいえ、最後に出てくる韓国の新聞の話は過激だろう。昭和を思い出しながら生きていく私にとっては水割りのように薄くて気持ちの良い本。
読了日:6月26日 著者:関川夏央
たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)感想
確かに「ハンカチが必要」はうそではないね。若い時に読んだら必要だったと思う。ストロベリー系SFないしは少女マンガ系SFとでもよべばよいか。
読了日:6月12日 著者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

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