三匹の侍

[映画]三匹の侍
小学生ぐらいのときにテレビで見たと思う。
そのときはたぶん連続テレビ番組だったと思うから、映画を見るのは初めてだろう。
映像もストーリーもよく練られていて、エンタメ度も高い。
でも明快な道徳というか倫理観に貫かれている。
丹波哲郎長門勇の演技にそれが重ねられている。
昭和というエレジーはこういうところに現れているのだと思う。
戦争ができる国へと流れているいま、共同体的な倫理観に訴えられるとすぐに戦前のような隣組の制度ができあがってしまうと思う。
戦争は自分たちがいくのではなく、子どもたちがいくということをもっと意識しなければいけないと思う。
映画音楽にはチェンバロだと思われる楽器が使われている。
時代劇にチェンバロが合う、と最初に考えたのは誰なのだろう?

あの頃映画 「三匹の侍」 [DVD]

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