2016-02-27 「復活祭」 久生十蘭 非常によくできた短編で、だれかヴィスコンティみたいな映画にしてくれるといいだろうなあと思わせる作品。 アメリカと日本、戦中と戦後の混乱のなかで生きた父娘のすれ違いが、目に浮かぶような描写とともに流れていく。 もうこういう作品は日本人では書けないし、書けるような世の中にもなってほしくない。青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/001224/card46082.html 久生十蘭全集第2巻所収 (三一書房)