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午前中、城山へ行く。
善光寺はひどい混み様。車も人もなにもかも。
地元がうるおうことはいいことだろうが、こちらは何もメリットがない。いいことがない。
車もつかえず、どこへ行く気にもならない。
因果な連休である。
ヴクサヴィッチ「僕らが天王星に着くころ」も因果な話である。
肌が宇宙服になって宇宙へ浮かんでいってしまう病なんて、誰が思いつくのか。
このいまだに覚えられない難しい発音の名前のレイさんしかいない。
ケリー・リンクをはじめて読んだときも驚いたけど、いったいに最近のアメリカ作家はヘンだ。おかしい。
カットアップなんて、この地点から見るとまだ地政学的に啓蒙主義だったんだ。
バーセルミを始祖とするような意味から自由になるようなニューヨーカーなのか?オタクの延長線上なのか?よくわからないなんじゃもんじゃの世界はストレス発散にはいとおかし。
コーマック・マッカーシーのような教養主義的な文学者(嫌いじゃないけど)はいつ転向するかわからないから信用しないけど、このレイ・(覚えられない)ヴクサヴィッチは全面的に信用できる。
渡邊利道/レイ・ヴクサヴィッチ『月の部屋で会いましょう』解説(全文)[2014年7月]
http://www.webmysteries.jp/sf/watanabe1407.html
- 作者: レイ・ヴクサヴィッチ,庄野ナホコ,岸本佐知子,市田泉
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/07/12
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