「やむを得ず早起き」
「やむを得ず早起き」関川夏央を読む。
東日本大震災での人口減少から始まり、筒井康隆「幸福の限界」でつい30年前までは人口増加に恐怖していた昭和を思い出す。
「味な旅 舌の旅」で宇能鴻一郎はグルメとして知らた。
また、「夜明けのうた」や「夢見るシャンソン人形」の歌詞をかいた岩谷時子の阪神間の中流家庭の文化への信頼と誇りを綴る。
無頼派のように仕事をし、「五十じゃねえか。薄汚ねえじゃねえか」と鶴田浩二のように呟く。
面白いだけではなく、寂しくも共感できてしまう。
- 作者: 関川夏央
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/11/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (9件) を見る