Cluster & Eno

Cluster and Eno

Cluster and Eno

1977年発表のアルバム。
当時はアンビエントなる言葉はなかったと思う。
非常に退屈な音楽だった。
理がうがち過ぎている気がして、つまらなかった。
いまはどうか。
これが昨年発表されたアルバムだといってもおかしくないぐらいに、時代の音がしない。
当時のクラウトな音も聞こえるが、古く感じない。
つらつら思うに、イーノが大陸的なドイツの音を意識的に封じ込めたのだと思う。
英米的な音楽かといえばそうでもない。
ひたすら抑圧的な音階が続いていく。
それが美しいと感じる。