高野史緒

「赤い星」高野史緒 早川書房これは高野史緒の最高傑作なのかそれとも最高失敗作なのか、どちらとも判別つかないが、とにかく「最高」なことだけは確か。 SFとしてはこういう粗筋だけで突っ走る小説はいくつも読んだけれど、これほど不親切で強引なものはな…

「赤い星」高野史緒 早川書房 新幹線の中で読んでいたが、なんだかなかだるみの展開になってきて読み飛ばしたくなったが、龍太郎が登場して音楽の話題になると俄然面白くなる。 やはり音楽を書かせたら凄い小説家なのだ。赤い星 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレ…

『赤い星』早川書房「江戸も好きだし、ロシアも好きだし、じゃ、混ぜたらもっと好きかな(笑)」という発想ありき。らしい。 とにかく偉大でオリジナリティが高いのか低いのか、まったくよくわからないSFである。 とにかくこういう滅茶苦茶さが今のスマートな…