『赤い星』早川書房

「江戸も好きだし、ロシアも好きだし、じゃ、混ぜたらもっと好きかな(笑)」という発想ありき。らしい。
とにかく偉大でオリジナリティが高いのか低いのか、まったくよくわからないSFである。
とにかくこういう滅茶苦茶さが今のスマートな小説が受ける時代には、とっても時代錯誤で、ひたすら後方的で、とっても素晴らしいのである。

ペテルブルクに行きたいかー!?
おー!
KGBは怖くないかー!?

おばかである。
「シベリア横断ウルトラクイズ」なんて、タイトルだけで延々と引っ張っておきながら、中身なし。
いやはやこんなテケリ・リ、テケリ・リな小説は久しぶりである。
もっとテケリ・リして欲しい。

http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/sft-con2009-18c.htm

上記は、著者がSF大会に行った時の記録。
なんでも栃木に行ったのにレモン牛乳を飲むのを忘れたらしい。
そんなもん忘れてもいいよー。