「帯広まで」林芙美子

「帯広まで」林芙美子
レビュー小舎での踊り子が元夫を追って、帯広までいく話。
強い女の話でもあるし、せつない女の話でもある。
大正なのか昭和なのか時代はわからないが、その陰を色濃く写している、いまでは埋もれてしまった名編ではないかと思う。

林芙美子全集・第二巻所収