2016年4月の読書

2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2896ページ
ナイス数:10ナイス

植草甚一スタイル (コロナ・ブックス (118))植草甚一スタイル (コロナ・ブックス (118))感想
ファン・ブックというものだろうか。植草甚一を知らない人向けの編集という感じで大雑把だけど、全頁カラーのためか気にならない。片岡義男のエッセイが気負いなくていい。池内紀さんは気合い入りすぎ。
読了日:4月30日 著者:コロナ・ブックス編集部
西遊妖猿伝 (10) (希望コミックス (314))西遊妖猿伝 (10) (希望コミックス (314))感想
新たに与世同君という正邪のわからぬ道士が現れ、第二部「河西回廊篇」が始まる。唐軍や突厥まで入り乱れ、ますます先行きがわからない、西遊妖猿伝である。
読了日:4月24日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (9) (希望コミックス (313))西遊妖猿伝 (9) (希望コミックス (313))感想
脇役かと思っていた黄袍や恵岸行者の登場が多い巻。しかし黄風大王の五百騎を相手にひとり戦う悟空というのが、あまりに漫画すぎるというか、石森章太郎っぽいねえ。
読了日:4月24日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (8) (希望コミックス (312))西遊妖猿伝 (8) (希望コミックス (312))感想
猪八戒の迷走が目立ってきた感じ。でも孫悟空の暴走は止まらない。なんでも崩壊しいく物語の中で、七仙姑のルーニャンがお伽話のようにフェードアウトしていったのが唯一の救い。
読了日:4月24日 著者:諸星大二郎
ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)感想
SFなのかと思えるほど現実に近いの近未来小説。「クリプトノミコン」や「ねじまき娘」と近傍にある感じ。そして物語にスピードがついてくると、登場人物がひっぱっていく感じも似ている。しかし、イスラム系の名前はロシア文学のそれよりも覚えにくいなあ。
読了日:4月24日 著者:グレッグイーガン
西遊妖猿伝 (7) (希望コミックス (308))西遊妖猿伝 (7) (希望コミックス (308))感想
小気味良い娘たちもすぐに散り散りになっていく序破急がうまい展開に。活劇というのはこういうものを云う喩えか。
読了日:4月9日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (6) (希望コミックス (307))西遊妖猿伝 (6) (希望コミックス (307))
読了日:4月9日 著者:諸星大二郎
西遊妖猿伝 (5) (希望コミックス (306))西遊妖猿伝 (5) (希望コミックス (306))感想
唐の李世民と事を交える悟空という破天荒な展開が面白い。
読了日:4月9日 著者:諸星大二郎
素数の音楽 (新潮文庫)素数の音楽 (新潮文庫)感想
数学の話なので読み終わるのにとても時間がかかったけど、面白かった。素数だけの話で500頁も飽きさせずに読ませる本があるなんて。「リーマンの秘密の小道」という言葉が美しく、読後にも頭の隅に残っている。
読了日:4月9日 著者:マーカスデュ・ソートイ

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