「放浪記」

林芙美子の原作。
戦前の1935年版。P.C.L.映画製作所製作。
この年はドイツが国際連盟を脱退している。
その暗い時代の雰囲気が出ているのだろうか。
恋と生活に苦しむ主人公である林芙美子を演じたのは夏川静江という女優。
映画のことはなにも知らないので、この女優も映画の評価もわからないが、原作には忠実のような気がする。
でも最後に睡眠薬を飲む次第なんてあったかな。
暗くなる終わり方ではあるが、いろいろと時代の雰囲気を含めて、生を考えさせられる。