「数学者の哲学・哲学者の数学」

現代における数学の存在学のような対談集。
数学者の砂田利一+長岡亮介、哲学者の野家啓一である。
野家は昔から「現代思想」で読んできたので、なんとなく言っていることがわか
るが、数学者連はよくわからない。
しかし「現代思想」でよく対談していたひとたちの裏をよく読みながら話してい
る周到さとは違い、どこか間の抜けているところが数学者らしいのかどうかわか
らないけれど、おもしろかった。