震度6地震に会う。
しかも寝ようとしていた夜の十時。
トイレに入ろうとしていたところ、凄い揺れで聞いたことがない家鳴りがした。
いそいで玄関のドアを開け、二階に行くとアナログテレビが落ち、タンスの上の扇風機が布団に落ちていた。
寝かしつけたばかりの末娘が起きて、泣いている。
なだめている間、二度目の揺れが来たので急いで、一階に降りる。
懐中電灯をさがすもみつからない。
ライターとろうそくを探し出し、ラジオとテレビをつける。
外でものすごい号音がしており、はじめは水道管が破裂したのかと思ったが、あさひ山の土砂崩れだとわかる。
すぐにおさまるような音塊には聞こえず、最悪のことを考えないといけないという気になる。
最悪、裾花川がせき止められたら、非難指示がでるだろう、などと考え、不安になる。
余震が何度もあり、テレビやラジオを聞いていると12時になってしまう。
震源地は小川村のようだ。
1時過ぎ、ようやくあさひ山の土砂崩れも収まったようで外は静かだが、時折土砂区崩れが鳴っている。
心配だが余震もなくなったので、末娘と寝る。