草迷宮

テスト前日・寺山の映画を見る。
泉鏡花の原作とは思えない。
どこが「草迷宮」なのか。
どうして泉鏡花を名のる必要があったのか。
イメージは似ているが、その美的感覚は似て非なるものだ。
どうして鏡花でなければならなかったのだろう。
日本という土着のイメージが必要だったのか。
でも寺山が描くような幼児性は鏡花にあっただろうか。
あまりに戦略的なことを思い浮かべてしまう。