「むはの断面図」椎名誠

椎名誠のエッセイは無尽蔵なのだろうか。
まだ未読のものがあったりする。
この中では日記が面白い。
やはりプロは違いますな。

連休一日目である。
なんとなく早起きしたので、子供たちと森林公園に行く。
久しぶりに行くと新しいアスレチックがいろいろできていて、子供たちはお昼を食べるのも忘れて遊んでいる。
夢中になれることがあるのは正直羨ましい。
人生は川の流れのようなもの、と唄ったのはPFMと美空ひばりだが、それがどんなことなのか、今更にわかるような気がする。
人生を下っていくことは、自分自身が傍観者であることを感じている自分が、常に存在していることを強いられる。
それが中高年を自覚するということなのだろうか。
この哀しさは李白とか淵明の世界みたいなものか。