種村季弘

東海道寄り道紀行

東海道寄り道紀行 単行本 – 2012/7/21 種村 季弘 (著)[内容紹介] ドイツ文学者、評論家にして温泉マニアの貴重な単行本未収録紀行文集。東海道周辺から、奥飛騨、山陽方面まで。お湯、鉄道、民俗の旅。[感想] ドイツ文学者である、故、種村季弘さんの単行本…

澁澤さん家で午後五時にお茶を

「澁澤さん家で午後五時にお茶を」種村季弘幻想文学の二大巨匠といってよいのか、どうか。 文学だけではなく、魔的な絵画や博物誌にまで及ぶのは、このふたりに共通した何かしらである。 その盟友が澁澤龍彦に関する書評やエッセイを一冊にまとめたもの。 19…

「雨の日はソファで散歩」種村季弘

種村さんは、江戸から続く昔ながらの市井の学者のひとりだ。 昔は、異端の文学や芸術あるいは民俗を丹念に綴ったエッセイをマイナーな雑誌に書いていた人だ。 そんな異世界な人だったが、ドイツ語の雇われ講師を転々としていたりもしたようで、このエッセイ…