「粉屋の話」チョーサー

14世紀の話とは思えないほど、おもしろい。
学生の頃、読んだはずなのにこんなつまらない読み物はないと記憶していたのだが。
西脇順三郎の訳もすばらしいと思う。
ノアの箱舟を引き合いに出す、ドタバタな喜劇といえばよいか。
いまでも演劇としてやってもおかしくないほどの通俗性もある。