ビブリア古書堂の事件手帖2

第二巻に登場する古書たち。
アンソニィ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)
福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)
足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)
坂口三千代『クラクラ日記』(文藝春秋)

大向こう受けする足塚不二雄=藤子不二雄はこの本にふさわしいと思う。
でも、こちらの『クラクラ日記』が登場するのは渋い。
福田定一司馬遼太郎は定番とでもいうべき古書で、話題性があるからそこがいい。
また、このベストセラーで『時計じかけのオレンジ』を読む人が増えてくれるとうれしい。
この時代のイギリス小説の雰囲気には格別なものがあるから。