「書店はタイムマシーン」桜庭一樹
読書日記の2007年版。
ますます面白い。
今回の読みどころは、やはり直木賞受賞で著者がひっくり返っているあたり。
受賞を知らせる電話に、母親から「夢でしょ、」と言われるあたりがあまりに現実ぽくて、楽しい。

ところで、「テッカンビールー」なる飲み物が島根にはあるらしい。
しかもそれは水道から配給されているらしい。
謎である。

▼2007年度版で気になった本は以下の通り。
200703
「シャルビーク夫人の肖像」ジェフリー・フォード 講談社文庫
200704
ラブレーの子供たち」四方田犬彦 新潮社
200705
うつつ・うつら赤染晶子 文芸春秋
200706
「名編集者エッツェルと巨匠たち」フランス文学秘史 私市保彦 新曜社
200707
「林檎の木の下で」アリス・マンロー 新潮社
200708
「母の発達」笙野頼子 河出文庫
200709
「真鶴」川上弘美 文芸春秋
200710
「血族」山口瞳 文春文庫
200711
「また会う日まで」ジョン・アーヴィング 新潮社
200712
「八つの小鍋」村田喜代子傑作短編集 文春文庫
200801
「二つの月の記憶」岸田今日子 講談社
200802
「容疑者の夜行列車」多和田葉子 青土社

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記

書店はタイムマシーン―桜庭一樹読書日記