【桜庭一樹読書日記】

桜庭一樹読書日記」
−少年になり、本を買うのだ−
東京創元社

久しぶりにぐいぐいと読まされてしまう書評本を見つけた。
創元社のWebにいまでも連載されている、桜庭一樹の2006年の本をめぐる日記。
こんなにも本、とくに小説について熱く語れる人はいまでは珍しい。
若いからというのもあるけれど、この作家のキャラクターはとてもいまの時代的だということなのだろう。
若い人にはとても人気があるのだろうと思う。
この作家の小説はまだ読んだことがないので、そのうち読まなければ。
タイトルを見るとあまり自分向きではなさそうではあるのだけれど。

以下は、紹介されている本で気になったもの。

2006/2月
「ほとんど記憶のない女」リディア・デイヴィス
2006/3
「眠れる人の島」エドモンド・ハミルトン
2006/4
「文盲」アゴタ・クリストフ
2006/5
「レイチェル」デュ・モーリア
2006/6
黒と茶の幻想恩田陸
2006/7
「白い果実」ジェフリー・フォード
2006/8
「愛についてのデッサン」野呂邦揚
2006/9
「海の上の少女」シュペルヴィエル
「キリハラキリコ」紺野キリフキ
2006/10
「淑やかな悪夢」英米女流怪談集
2006/11
「黒いハンカチ」小沼丹
2006/12
「どこかに神様がいると思っていた」新野哲也
2007/1
「雪の断章」佐々木丸美

作家サクラバカズキは稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。内外文芸を読みまくる疾風怒濤の一年間を綴り読書界を瞠目させた読書エッセイ第一弾、待望の文庫化。

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