「昭和電車少年」実相寺昭雄

ウルトラセブンの監督が電車オタクだったとは知りませんでした。
特急とかよりも普通電車についての記述が多いところがとても彼っぽい。

「わたしは、そんな自動車専一の街がイヤで、ウルトラマンの地底怪獣テレスドンを、赤坂見附に出現させたが、所詮無駄な抵抗だった。
その折りには、都電がそんなに早く撤去されると思っていなかったので、好きな都電の風景を撮さなかった。残念でならない。」

こういう人が特撮を撮っていたのですね。
同様に、あの幻と呼ばれる満州鉄道の「あじあ号」に乗ったことがあるというエピソードもこの監督らしいものですね。

日曜日。
明け方、二度ほど小さい地震があって目がさめる。
今年は地震やら台風やら自然の脅威が多い。
預言者きどりでいろんなことを言っている人は嫌なものだが、それでも人災のような気がしてしまう。
たぶん水俣病などの公害が騒がれていた頃よりももっと大規模に自然改造は進んでいるんだろう。