「夢の底から来た男」半村良

角川文庫版半村良短編集6巻目。
広告代理店に勤め、家庭を愛する平凡なサラリーマンを襲う悪夢の表題や民話的な想像力を日本列島改造華やかりし頃の工事現場を舞台にした「血霊」。
いま読むと古臭くて読むのが恥ずかしいところもあるが、なんとなく今ではスタジオジブリがアニメにするような話が多い。
今も昔もホラ吹き話には目がない、国民性なのか。