2018-05-06から1日間の記事一覧

行人

「行人」夏目漱石兄弟である弟を語り手に、孤独に生きる兄を描く家族小説。 妻を信じることもできず、妻の愛情を弟に確かめさせるような行動にも出る兄。 高等遊民という言葉でも語られてきた後期三部作であり、「塵労」という仏教用語を使い、厭世的な世界…