【小松左京自伝】

まだ読み終わっていないけれど、凄く興味深いエピソードが満載。
図書館で借りたのだけれど、これは買ってまた読み直そう。
第一部の日経新聞に連載されていた自伝はその当時読んでいた。
毎日これを読むために買っていたのでスクラップしていたと思ったけど、いまはどこにあるのかわからん。
引越しのときに捨ててしまったか。

これまで知らなかった大阪万博に関わったときのエピソードなどがとても興味深い。
もう細かいことを忘れてしまったと、小松さんは語るが、このときの出来事をうまくノンフィクションで書いてくれるといいなあ。

あとは高橋和巳との出会いと別れは涙を誘う。
親友という存在について思いを馳せられる。

また最近では、「宇宙にとって文学とは何か」という問いを発せられているらしい。
科学の発達がまた新しい文学を作り出す。
そんな雄大なことをいまでも夢想しているという。
さすが、SF大将である。
もはや忘れてしまったけれど、常に小松左京はこのテーマで語っていたんだよね。

とりあえずまだ各作品を語る第二部の途中までしか読んでいないが、今年読んだ中では一番印象に残る本になるかも。