バケツの穴

火曜日。
「いつのまにか 底がぬけたバケツ それは こころにあいた穴」大貫妙子
そうなのか、と思った。
「とくに三十代の女性を見ていると、みんな好きで始めた仕事でしょうに、だんだん喜びをなくしていくんですよ。それはすごくつらいだろうと思う」
そうなんだ、と思った。
いまは十年ひと昔し、ではなく三年程度のドッグイヤーだから、物事が風化するのも早い。
まだまだ大貫妙子の唄は好きでいられると思った。