「歩道橋の魔術師」呉明益

「歩道橋の魔術師」呉明益を読む。

台湾小説家の短編集。

表題の「歩道橋の魔術師」は、マジシャンに憧れる少年と歩道橋の上で店を出しているマジシャンとの交流を淡いタッチで描いたもの。

少年は歩道橋のうえで、靴ひもや中敷きを売っている。

マジシャンは手品をするための商品とその種じかけを売っている。

歩道橋の上で商売をするというのが、なんだか幻想的だし、ウィリアム・ギブソンが描くベイ・ブリッジを思わせたりする。

なんとなく、スティーヴン・ミルハウザーのような雰囲気でもある。

 

「吸血鬼」江戸川乱歩

「吸血鬼」江戸川乱歩を読む。

明智小五郎もの。とってもギミック。

殺人事件の犯人の暗い心情がとても昭和らしい。

明智の恋人、文代と小林少年も活躍する。

しかし、何故、吸血鬼というタイトルなのか、いまひとつ響かない。

 

今週のごはん

7/19月 ハヤシハンバーグ

7/20火 鶏手羽の煮込み スープは市販のもの

7/21水 麻婆豆腐、きのこ炒め

7/22木 エビチリ

7/23金 バンバンジー、水餃子

7/24土 カレー

7/25日 キャベツと豚肉のはさみ焼き